2024年05月31日
転職を成功させるために大切なこと|障害者が長く働ける転職先を選ぶ
目次
大切なのは、自らの障害をしっかり見つめるチカラ。
障害を持つ方が長く働く上で最も大切なのは、ご自身の障害をしっかりと把握することです。自己受容と言われるこの力は、すぐに身に付くものではありません。しかし、自分の障害を客観視し、できることできないことを理解し、その上で自分の強みを整理できていることは、転職先選びやキャリア形成の上で大きな武器になるのです。
一方で自己受容が不足していると、負担が大きすぎる職場を選んでしまったり、自分の能力が活かせない軽微な仕事を選んでしまい物足りなく感じてしまうことも。自らの障害を知るという、冷静な態度が、適した転職先の選定に繋がり、ご自身の未来を切り開く上ではとても大切なポイントになるのです。
セルフケア、辛い時の自分なりの対処法を持っていること。
働きはじめると気づかぬうちにプレッシャーを感じたり、疲労が溜まってくることがあります。ふとしたことで本来の力が発揮できなくなり、コンディションを崩してしまうことは、障害を持つ方にはよくあることです。
そんな時に大切なのが、「セルフケア」です。小休憩をとる、信頼できる誰かに本音を打ち明ける、体を動かす、好きな音楽を聴く、良質の睡眠を取るなど、調子を崩しそうな時に自分なりの対処法を持っている方は、周囲との関係も作りやすく長く安定してキャリアを築きやすくなるのです。もちろん、私たちも、こうしたセルフケアの確立へのサポートを行なっていきます。
「いま」だけでなく、将来を見据えてロングスパンでキャリアを考えていくこと。
障害を持つ方の場合、健常者と比べて、業務内容や通勤そのものに対しても精神的負担感を感じやすいなど、働きにくさを感じることは数多いと思います。そのため、今の自分の「やりたい」だけでなく、ロングスパンで自身の仕事人生を考えてみることも必要です。年齢を重ねても、しっかりと働いていける職種なのか?前職でのキャリアにこだわりすぎていないか?憧れだけで、自分を疲弊させてしまう環境を選んでいないのか?こうした目線からも、自分の仕事選び・転職先選びを点検してみることも大切です。何よりも大切な、あなたという資源を長く生き生きと伸ばせるキャリアを共に考えていきたいと思います。