2026年03月27日
おすすめ企業インタビュー|株式会社マイナビパートナーズ
「配慮はするけど遠慮はしない。」
これは株式会社マイナビパートナーズ(以下MPT)が大切にしている方針のひとつです。株式会社マイナビの特例子会社として設立されたMPTでは、社員一人ひとりの障がいに応じた合理的配慮を実践しています。その結果、社員一人ひとりが自分らしく活躍できる職場環境が整い、2026年3月時点で、約300名を超える社員が活躍しています。
今回は、MPTで働く3名の社員にインタビューしました。障がい者採用を担当する井澤さん、立ち上げ期から在籍するOさん、そして新卒として入社後、現場で成長を続ける鷲山さんです。MPTでの働き方やキャリアの可能性についてじっくりと語っていただきました。特例子会社で働く“リアルな声”をお届けします。
目次
■MPT採用課 井澤 杏奈
■MPTオフィスセンター事業部4部1課 O.S.
■MPTオフィスセンター事業部4部1課 鷲山 美優
MPT採用課 井澤 杏奈

障がい者雇用について
Q.まずは障がい者雇用で大切にしていることや方針を教えてください。
A.私たちが大切にしているのは、「MPTで長く活躍していただける方かどうか」という視点です。書類選考から入社まで、その視点を持って、一人ひとりと向き合いながら採用活動に取り組んでいます。
また、MPTでは「配慮はするが遠慮はしない」という方針を掲げています。面接で志望動機を伺うと、この方針に惹かれたと話してくださる方が多くいらっしゃいます。その背景は人それぞれですが、「これまでの障がい者雇用ではキャリアの広がりが見えなかったけれどステップアップしたい」「これまで一般雇用で働いてきたが、障がい者雇用を選択しても、これまでと同様に責任ある仕事を任せてもらいたい」といった声が聞かれます。
Q.「配慮はするが遠慮はしない」という方針は具体的にどのような意味を含んでいるのでしょうか?
A. 一般的に、障がい者雇用だと、過度な遠慮をされたり、キャリアの幅が制限されてしまったりするという声をよく聞きます。そうした状況に対し、MPTでは障がいの有無に関わらず、一人ひとりが自分らしいキャリアを築いていける土壌を整えているという意味を込めています。必要な配慮はしっかりと行いますが、仕事の成果を求め、成長に向き合う。これがMPTのスタンスです。
キャリアアップについて
Q.障がい者雇用で入社した場合のキャリアの築き方について教えてください。
A. MPTには、障がい者雇用だからここまでという線引きはありません。本人の意欲や成果に応じてキャリアの幅を広げていける環境があります。たとえば、一般社員として入社した社員が経験を積み、後輩指導を行うリーダーというポジションを経て、総合職へキャリアアップし、課長として活躍している方もいます。こうした実例が多数あることが、「成長しながらキャリアを築いていける会社です」と自信を持ってお伝えできる理由です。
Q.成果というお話も出ましたが、どのような評価制度を取り入れているのでしょうか?
A. まず、MPTでは障がいの有無に関わらず、同じスタイルで目標を設定し、評価を行う仕組みを導入しています。半期ごとに上長とのすり合わせの上で会社側が皆さんの目標を設定しますが、それに加えて、各自で目標を立て、その達成に向けて日々の業務に取り組むというスタイルです。これは、社員が自分のキャリアを主体的に築いていくという文化にもつながっていると感じます。ゴールが明確になることで、一人ひとりが目標を意識しながら働くことができる点もメリットです。また、目標の達成度合いは賞与にも反映されるため、納得感を持ちやすいことも特徴となっています。
Q.キャリアアップにつながる独自の取り組みなどについて聞かせてください。
A. タイピングの速さやプログラミングスキルなど、障がいのある社員の業務スキルを競い合う、MPT独自の取り組み「STARS」や、部署・会社の垣根を越えて新しい業務に挑戦できる「社内公募制度」などがあります。「STARS」は、入賞した社員が業務のコツを他の社員に共有するなど、単に順位を競うだけではなく、全社員にとって学びやスキル向上につながる取り組みになっています。
「社内公募制度」ではマイナビ本体への出向を実現した社員も誕生し、該当社員からは「新しい部署でできる仕事が徐々に増えてきて、少しずつ自信がついてきた」という声を聞いており、挑戦の機会が着実にキャリアの広がりにつながっていると感じています。
Q.MPTで活躍している人に共通している姿勢や考え方はありますか?
A. 障がいや特性を含めた自己理解を深めて、前向きに成長しようという想いを持っている方が活躍されていると感じます。もちろん、仕事をするうえでは困難や課題に直面することもあります。そのような場面でも、工夫を重ねて少しでも前に進んでいこうという想いのある方は着実に力を伸ばしています。
MPTはキャリアの選択肢や、成長の機会が多いからこそ、「どのように成長していきたいか」という自分なりの目標を見つけて、それに向かって努力できる方が力を発揮されています。また、MPTにはお互いを応援し合う文化が根付いています。成果を自分のものだけにせず「自分はこんなふうにやったらうまくいったよ」と、自然に発信してくださる方も多く、そういった意識も当社になくてはならないものだと感じます。
Q.MPTでの就職を考えている方へのメッセージをお願いします。
A. 採用の場面では、ご自身の障がいや特性について、またその対処方法、今後どのように働きたいかなどを詳しくお伺いしています。しかし、これは決してハードルを高くするためではありません。お互いの理解を深め、入社後に長く安心して働いていただくための大切な対話です。MPTでは、挑戦の中での失敗は歓迎しています。むしろ、挑戦しないままでいることの方がもったいないと考えています。 これからMPTの仲間になっていただく方が、新しいことへの挑戦を通じて、できなかったことがひとつでも「できる」に変われば嬉しいです。
少しでもMPTに興味を持ってくださった方は、ぜひ臆さずにご応募ください。皆さんの想いは、私たち採用担当がしっかりと受け止めたいと思っています。一人でも多くの方とお話できる機会があれば嬉しいです。
MPTオフィスセンター事業部4部1課 O.S.

キャリアについて
Q.これまでのキャリアを教えてください。
A.株式会社マイナビに入社した当時は、まだMPTの前身となる課が1つだけで、一日の大半は郵便業務が占めていました。その後、 MPTが設立され、私も転籍することになりました。会社の成長と共に、どんどん業務内容も拡大していき、1つだった課が3つに分かれたタイミングで、私は郵便部門のリーダーを任せていただけました。
その後は、新しく軽作業の課ができたときや、別拠点で入力の課が増えたときのタイミングで声をかけていただき、異動先では軽作業のリーダーや入力チームのリーダーとして経験を積むことができました。入力チームで上級リーダーに昇進した後、人材紹介部門での若年層向けインターンシッププログラムの立ち上げから運営までを担当しました。そして、2025年10月からは郵便部門に戻って、現在に至ります。
【Oさんが担当された業務(一例)】
▼2014年:株式会社マイナビに入社
▼2016年:MPT設立に伴い転籍。郵便業務からキャリアをスタート。1日数百通の郵便物や荷物を処理しながら、問い合わせ対応や後輩指導に従事。その後、リーダーに昇進。
▼2018年:軽作業チームに異動。書類の封入・封緘、ファイリング、1万件超の大量案件の工数管理を担当。
▼2020年:入力部門に異動。データ入力、案件管理、メンバーへのフィードバックを実施。上級リーダーに昇進。
▼2023年:現DEIソリューション事業部(人材紹介部門) に異動。障害者手帳をお持ちの大学生・既卒生向け有給インターンシップ を企画・立ち上げ。加えて、インターン生の採用・業務フォローを担当。
▼2025年:郵便部門に異動。
Q.リーダーになったきっかけは何でしたか?
A.正直なところ、特別なことをしたつもりはありません。ただ、私は視覚記憶が得意という特性があり、部署名や社員名を覚えることが得意でした。郵便業務では、この特性が活かせた場面があったと思います。 そのうえで、普段から他のメンバーにも気を配り、仕事の進め方や障がい配慮で気になる点があれば積極的にフォローするよう心掛けていました。もしかしたら、そういった面倒見の良さも評価していただけたのかもしれません。
会社で働くやりがいとは
Q.MPTならではの”良さ”は何だと思いますか?
A.一番の強みは、障がい当事者同士が助け合える風土があることです。そして、キャリア形成の面でリーダーや総合職、エキスパート職など、複数のキャリアルートが用意されている点も大きな魅力だと思います。自分の強みを見つけ、それをどのように活かすかを発信し、実際に業務で発揮することができれば、障がいの有無に関わらず、MPTではきちんと評価されます。それが日々のモチベーションにもつながっていると思います。
Q.サポート体制についてはいかがですか?
A.サポート体制も充実しています。通院休暇や有給休暇が取りやすいといった制度面の良さはもちろんですが、何より上司の存在に支えられています。上司の皆さんは、社員一人ひとりと向き合い、それぞれに合った業務やフォローを考えてくれます。
体調を整えるために、定時で帰れることや、有給休暇が取りやすいことも大切ですが、それ以上に心理的安全性を感じられることが、この会社の大きな魅力です。社員一人ひとりが「自分がここで働いてもいいんだ」と思える環境があるのが、MPTだと思います。人間関係でつまずいた時や、仕事で困った時には、上司やメンバーに気軽に相談できます。また、相談窓口の社員に頼れる体制も整っています。 MPTで長く働き続けられる理由は、この安心感にあると思っています。
新規プログラムの立ち上げで感じた会社の魅力
Q.会社が挑戦を後押ししてくれると感じた点を教えてください。
A.インターンシップの立ち上げは、本当にイチからのスタートで、上長と相談しながら進めました。たとえば、採用や広報活動では、大学への訪問に力を入れていました。最初は手探りでしたが、まず大学の窓口担当者に電話でアポイントを取って、実際に足を運んで、プログラムの内容を直接説明する。加えて、訪問を繰り返すうちに、学生向けのフライヤーも必要だと感じるようになり、自分から提案し作成もしました。
こうした経験を通じて改めて感じたのは、MPTには自ら手を挙げれば話を聞いてもらえる文化があります。そして、実用性があると判断されれば、実際にチャレンジさせてもらえる。そんな土壌があると感じています。
Q.障がいのある方にとって、MPTで働く魅力は何でしょうか?
A.障がい当事者が多く働く職場だからこそ、お互いの障がい特性を理解し合いやすく、安心して働ける環境があると思っています。MPTのミッションである「誰もが活躍するための道を拓き、未来への道標となる。」が示すように、障がい当事者だからこそできる提案やチャレンジを歓迎してもらえる。これがMPTの大きな魅力だと思います。
最後に

Q.MPTでの就職を考えている方へメッセージをお願いします。
A.MPTは理念に共感し、イチからキャリアを描きたい人にも向いている会社です。もちろん、メンバーの中には最初から「総合職」へのキャリアパスを視野に入れて働いている社員もいますが、働く中で自分の強みを見つけ、専門性を極めた「エキスパート職」として活躍する人もいます。このように、会社のミッション・バリューに共感して自分の力を発揮したい方だけではなく、これから力をつけて頑張っていきたいという方にも最適な会社だと思っています。
MPTオフィスセンター事業部4部1課 鷲山 美優

入社のきっかけ
Q.MPTにはどのような経緯で入社されましたか?
A.私は、障がいの診断を受けたのが比較的遅く、自身を障がい者と強く意識することがあまりありませんでした。そのため、必要な配慮は受けつつも、仕事の量や内容については制限されず、しっかり任せてもらえる環境で働きたいと考えていました。求人サイトでMPTが掲げている「配慮はするが遠慮はしない」という方針を見たときに、すごく惹かれましたね。
Q.入社後に方針を実感した出来事はありましたか?
A. 「マルチタスクが苦手なので極力減らしてほしい」という配慮事項を締結して入社しましたが、ひとつひとつ優先順位をつけて終わらせたり、イレギュラー対応をこなしたりするうちに、マルチタスクにも慣れて自分でストップをかけるまでは任せていただいていました。定期的にキャパシティの確認はしていただけるので、配慮されている実感はあります。
これまでのキャリアについて
【入社から現在(3年目)までの歩み】
▼1年目前半:先輩の指示のもと、郵便業務、簡単な入力作業、軽作業などを担当。
▼1年目後半:案件の依頼者対応などを少しだけ任されるようになる。手順の多いやや複雑なPC業務にも挑戦。
▼2年目前半:名刺の案件担当として、マニュアル作成、レクチャー、依頼者対応、メンバーへの指示など、案件運用全体を担うようになる。対応する案件数が徐々に増え始める。
▼2年目後半:名刺の業務フローの整備を行う。業務の自動化に取り組み、可能な範囲で効率化を進める。
Q.多様な業務を担当するようになったきっかけはなんですか?
A. 入社当時に「会社に入ったらイエスマンになろう」と決めていて、やっていいよと言われたことは全部やるようにしていました。1年目は任せてもらえる業務が限られていたので、自作した自動化ツールの業務利用を提案したり、先輩たちの業務を見て「興味があるので関わらせてほしい」と自ら手を挙げて、積極的に仕事の幅を広げていました。その結果、「この業務は、鷲山さんに任せられそうだからお願いしたい」と言っていただけることが増えましたね。
MPTの環境について
Q.注目しているMPT独自の取り組みはありますか?
A. 業務を数値化する”定量化”が最も大きな変化でした。他の人と比べて業務速度が遅ければ工夫し、速ければこの水準を維持しようと考えられるようになったので、自身の業務を客観的に見られるようになりました。
私の課では、案件ごとに「速度表」というものを導入していて、「●●さんこの作業が速いけど、どう工夫しているの?」という会話が生まれることもあり、チーム全体で良い動きが広がっていると思います。また、障がいのある社員の業務スキルを競い合う、社内イベント「STARS」も、普段は関わることのない他の課の方と一緒に取り組めるので大きな刺激になりました。
Q.会社の仕組みや文化についてはどう思いますか?
A. 新卒や若手でも意見を上げやすい文化があると感じます。具体的には、入社時に上司から「新人だからこそ課題に気付けることがあると思うので、積極的に意見してほしい」とおっしゃっていただき、業務内容や会社ルールに関する疑問点や改善点を積極的に共有してきました。恐らく自身の障害特性もあり、遠慮せずに「もっと効率化できるのではないか」と感じたことを率直に伝えていましたが、その姿勢が受け入れられ、前向きな改善につながっている点は、この会社ならではの文化だと感じています。
Q.MPTでの評価基準や目標設定についてどのように感じていますか?
A. もともと一般企業で働くことを目指していたので、同じくらいの基準で評価してもらえる点は、バランスが良いと感じています。前回より高い目標を求められたときも 「それだけ期待してもらえているのだ」と前向きに受け止められ、自分自身の成長に繋がっています。
最後に

Q.MPTへの就職を検討している方へメッセージをお願いします。
A. MPTの魅力は、必要なことをきちんと伝えてもらえる点だと思います。これまで障がい当事者向けの集まりなどに参加していると、配慮を重視するあまり、遠慮して深い話をしてもらえない、なあなあで終わってしまうという部分もありました。ですが、MPTでは、できていない点があれば、その理由や改善の方向性まで含めて具体的に伝えてもらえます。決して「とにかく優しい会社」というわけではないのですが、その分、自分自身としっかり向き合いながら成長できる会社だと感じています。
これから就職を考えている方の中には、過去にさまざまな経験をしてきた方も多いと思います。 それでも「まだ挑戦したい」「もう一度頑張りたい」という気持ちがある方にとって、MPTは前向きに働ける場所だと思います。