Column
お役立ちコラム

おすすめ企業インタビュー|株式会社大塚商会

株式会社大塚商会では障がいの有無に関わらず、誰もが快適に生活できる社会を目指す「ノーマライゼーション」を推進し、様々な部署で障がい者採用を行っています。今回は人事採用を担う土谷様、鮫島様に同社の障がい者雇用に対する基本方針や取り組みについて伺うとともに、実際に現場で活躍するK様には、同社で働くうえでの魅力や日々の業務についてお話いただきました。

人材開発部 人事採用課 土谷 知子/鮫島 宗一郎

貴社の障がい者雇用の基本方針について教えてください。

当社は障がい者だけで固まって働くのではなく、「健常者と障がい者が共に働く」ことを基本方針としています。新卒採用では障がい者雇用と一般雇用を分けて行い、入社前に障がいに対する配慮事項や環境を整えます。入社後はもちろん、内定以降に受けていただくプログラムは一般雇用の同期と同じものです。研修内容は配属部署によって異なりますが、3ヶ月ごとにローテーションで異なるチームへ移動し、様々な社員と関わる機会を得られる部門もあります。さらに、トレーナー制度を導入しており、1年目は先輩社員がマンツーマンでフォロー。その先輩が忙しいときでも、グループチャットで質問すれば誰かが必ず回答する体制が整っています。

障がい者の方が働きやすい環境を整えるためにどのような取り組みをされていますか?

選考時に必ず障がいに対する配慮について深くお聞きしています。長い間障がいがあると、周りに理解のある方が多く、社会に出たときに何の配慮が必要なのか分からないことがあると思います。周りの人に何を配慮してもらっているのか、どういうことに気を遣っているのかを聞き、会社に求めるべきことを整理するよう伝えています。そのうえで、可能なことと不可能なことを明確にします。例えば、エレベーターの設置は自社ビルなら可能な場合もありますが、建物の所有状況や、構造上の理由から不可能な場合もあります。そのようなやりとりを経て、仕事において最大限のパフォーマンスを発揮していただくために、その方に合った環境づくりを心がけています。 

導入された新しい制度や環境の事例について教えてください。

制度面については、2022年から勤怠や働き方に特別な配慮が必要な方でも安心して就労できる「サテライトオフィス」を導入しました。口頭指示は苦手、業務を進めるうえでマニュアルが必要など、配慮を必要とされる方が健常者と同様の働き方ができるよう支援しています。環境面では、物理的なサポート器具を必要とされる社員に対し、自社のサービスを利用して機材を購入したり、特定のソフトウェアを導入したりしています。個々の能力を最大限に発揮できるよう、適切な環境を整えています。 

障がい者社員のキャリアアップやスキル向上を支援するための取り組みはありますか?

eラーニングを活用して資格取得を支援する制度があり、隙間時間を活かして今の仕事に必要な知識を自発的に学ぶ環境を用意しています。当社では、資格を取得すると評価ポイントが上がる仕組みがあるため、多くの社員が積極的に学習しています。また、IT業界で働くための基本的な資格として、全社的に「ITパスポート」の取得を推奨しています。新卒の方には入社前の内定者研修で学習していただき、入社までに取得していただくことがルールとなっています。中途社員の方には入社の条件とはしていませんが、取得していただくケースが多いです。

面接のなかで特に注目しているポイントや評価基準があれば教えてください。

評価基準は大きく分けて3つあります。1つ目は会社の文化や価値観に適合するかどうか、2つ目は即戦力としての適性、3つ目は人柄です。

1つ目は、現場や社風に合うかどうか、直接お会いして確認しています。当事者でなければ分からないことも多いので、配属先の現場へお越しいただき、心配なことがないかを確認していただくようにしています。

2つ目は、適性検査を行い、活躍している人の基準値と照らし合わせて見ています。中途採用やサテライト採用では、どのような仕事をどのようなツールで行っていたかを詳しく見ています。

3つ目は、良好なコミュニケーションが取れるかどうかです。入社時点で専門的なスキルがなくても、当社には先輩社員から学びながら成長できる環境があります。そのため、面談で重視するのは人柄の部分です。また、大塚商会では障がいのある方も一戦力として働いていただくので、困難に対してどのように立ち向かうか、失敗からどのように立ち直り、何を学んだかという点も重視しています。

様々な施策や制度を整えることで「健常者と障がい者が共に働く」ことを実現している大塚商会に新卒で入社し、活躍している先輩社員にもインタビュー。実際に現場で働く方からの視点で大塚商会の魅力を語っていただきました。

営業支援センターフロントライン支援1課2係(DX推進) K

K様は新卒での入社とのことですが、御社を選んだ理由をお聞かせください。

もともと理系を専攻していたことや、業界の将来性を踏まえ、IT系の仕事に就きたいと考えていました。就職活動ではメーカーも選択肢に入れていましたが、特定の自社製品に限らず、多種多様な商品やサービスを提案できる点に大きな魅力を感じ、入社を決めました。

また、私は足に障がいがあり、車いすを使用しているため、働く環境が整っていることも重要なポイントでした。大塚商会では、在宅勤務の制度が整っており、私の所属グループでは8割が在宅勤務です。実際に働くうえでも、チャットや通話で気軽に相談できる環境があり、距離を感じることなく業務に取り組めています。

就職活動でアピールしたポイントや、これまでの経験について教えてください。

私は高専で学んだ後に大学へ進学したのですが、進学の際に希望通りにいかず、専攻を変えざるを得ない経験をしました。周囲はすでにその分野を何年も学んでいる学生が多い環境のなかで、周囲との差を埋めるため、「分からないことをそのままにしない」ことを意識し、積極的に質問をしたり、自分で調べたりしながら知識を身につけていきました。

また、高専時代から英語力の向上にも力を入れており、大学ではTOEICのスコアを600点から830点まで伸ばすことができました。

こうした経験から、未知の分野にも主体的に挑戦し、必要な知識を自ら習得する姿勢が身についたと感じています。就職活動の面接ではこれらの経験をアピールしました。

現在のお仕事内容とやりがいを教えてください。

現在は、定型的な事務作業を自動化するソフトウェア「RPA」の開発と保守、運用を担当しています。社内の営業担当者が扱う見積書や請求書などの作成を効率的に行うためのシステムを開発しているイメージです。営業担当者から「こういうシステムが欲しい」「こういう機能を追加してほしい」などの依頼を受け、日々開発に取り組んでいます。

実際にシステムを導入し、現場で活用いただいた際に「業務が楽になった!」と言われると大きな励みになりますね。自分の仕事への感想や評価を近くで聞けることが、やりがいのひとつです。

これまでお仕事をするなかで直面した困難や、それを乗り越えた方法などのエピソードがあればお話しください。

入社してから一番の困難は、日々業務に向き合うなかで「自分の知識やスキルがまだ足りていない」と感じることです。入社してからこれまで、業務の幅が広がる一方で、スピードや正確さの面では先輩方に敵わないと感じることもありました。そのため、分からないことは先輩に相談し、教えていただいた内容をノートにまとめて整理するなどして、知識を自分のものにする工夫を続けています。また、IT分野の資格取得にも取り組んでおり、応用情報技術者試験の合格を目指して勉強を進めています。

一方で、先輩方に頼るだけではなく、自分の得意分野を活かして貢献できた経験もあります。ExcelやPowerPointを使って、煩雑だったグループ内の業務内容を一覧化したり、業務マニュアルを作成したりしたことで、チームの業務効率化に役立ったと実感できました。

K様の貪欲に学ぶ姿勢と、それをサポートする環境があるのですね。

はい。入社して一番に感じたのは「頼れる先輩」が多いことでした。入社してからの1年はトレーナーの先輩がついてくれていましたし、2年目以降でも、質問をすると問題解決までの適切な道筋を教えてくださる方ばかりです。もともと何か分からないことがあったら自ら発信していくタイプですが、しっかりと受け止めてくださる先輩がいるのはありがたいことですね。

また、障がいのある同期の活躍も刺激になっています。在宅勤務のため直接会う機会は少ないですが、いろいろな部署にいる同期の活躍をポータルサイトで垣間見る機会があるんです。自分も現状に満足せずに、さらなる高みを目指そうと背筋が伸びます。業務にしっかりと向き合うことはもちろんですが、日々の勉強も私にとってはとても重要なポイントです。とはいえ、いつも家の中で仕事をしているので、外に出てしっかりリフレッシュする時間を取ることも忘れないようにしています。

これから働くうえでの目標を教えてください。

これまで先輩方にたくさん助けていただいたので、私自身も「頼られる先輩」を目指していきたいと思います。そのためにも、自分のなりたい姿を明確にしたうえで「継続すること」「改善すること」「挑戦すること」、この3点を軸に日々の業務に取り組むようにしています。先ほどの話と重複してしまいますが、やはり知識を吸収することが、頼られる先輩になるためにも重要なことだと思っています。ITは日進月歩で、絶えず進化していく業界です。最先端で働く面白さを感じながら、日々情報収集とトライアンドエラーを繰り返し、技術力を高めることはもちろん、相談しやすい雰囲気づくりも大切にしながら、周囲から頼られる存在を目指していきたいです。

株式会社大塚商会の求人情報はこちら

About us

マイナビパートナーズ紹介に
ついて

マイナビパートナーズ紹介は、マイナビグループの特例子会社である株式会社マイナビパートナーズが手がける、障がい者に特化した求人紹介サービスです。

マイナビパートナーズは設立から4年で100名以上の障がい者を採用してきました。そのノウハウと経験から、障がい当事者には適職をご紹介し、採用企業には、障がい者が活躍できる環境づくりのサポートを行っています。

障がい者本人が思いもよらぬ能力を発揮し、成果を出すところを私たちは目の当たりにしてきました。ひとつの求人と出会い、働くことで輝いていく姿は、なにものにも替えがたいものです。マイナビパートナーズ紹介は、これからも障がい当事者と企業の橋渡しをすることで、社会に貢献していきます。

マイナビパートナーズ紹介とは